2011/08/25

モスクワの旅 ⑦ フェドスキノ・ファクトリー♪

翌日も、とっても良いお天気です。

この日は、朝から見学の予約を入れてある、フェドスキノのファクトリーに出かけました。

‘フェドスキノ’とは、ロシアを代表する工芸品の一つ
ミニチュア・ラッカーペイント(ラッカー・ミニアチュール)を指します。
小さな小さな漆塗りの小箱です。
もちろん村の名前がそのまま製品の名前になっている訳です。

ちなみに、ロシアのミニチュアペイントは、‘フェドスキノ’の他にも
‘パレフ’、‘ホールイ’、‘ムスチョーラ’が4大産地として有名です。
それぞれの絵柄には特徴があるので、
それについてはまたいつか紹介しますね。


モスクワの郊外にあるフェドスキノ村も、森の中の小さな村です。
奥に見える建物がファクトリーです。

ファクトリーでは、ロシア語での案内しかないと解っていたので
ツアーは予約していなかったのですが、
一緒になったロシア人の親子のツアーに混ぜてもらう事になりました。

ガイドさんも、「まぁ~なんとかなるでしょう。」と、言ってたような、、、(^_^;)

小箱の原料になる、カードボード(厚紙)を
木枠に巻き付けて箱を作ります。

強度を付ける為に、にかわ(?)に浸します。

他にも、オーブンで乾燥させたり、プレス機にかけたりと
さまざまな行程を経て
ペーパーマッシェの小箱が完成します。

見た目は‘木の箱’ですが、原料はあくまでも‘紙’なのです。

ベースの色は、外が黒、内側が赤が基本です。

図案にあわせて、金箔や螺鈿の細工を施してから
絵付けがされます。

ここは、ペインターさんの作業場。

絵付けに使われているのは、オイルペイントです。
‘フェドスキノ’は、実写的に描かれた風景や風物画が特徴です。

もちろんすべてロシア語での説明でしたが、、、
この程度理解できれば、充分ですよね。(^v^)

この後、ミュージアムに続きます。

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