2012/08/12

木曽の漆器

滞在中の日本は、連日、猛暑を通り越した酷暑でしたが、
戻ってきたLAも負けず劣らずの猛暑です。
さすがに時差ボケと夏バテで,もうろうとしています。 (@_@;)

さて、忘れないうちに、、、、。

この夏、木曽に行った一番の目的は、木曽漆器館を訪ねる事でした。


というのも、ジョストボを始めとしたロシアのペイントや工芸品に関わるようになってから、
日本の漆器にも興味を持つようになりました。
しかし、興味はあっても知識が伴わないので、ちょっとお勉強のつもりで出かけてきました。


漆器館では、漆の採取から始まり各工程に必要な道具や素材等の
沢山の展示品が所狭しと並んでいます。
しかも、一つずつ丁寧に説明をしてくれるので、合間に解説を読み、
展示品を眺めるのが忙しいくらいです。

そしてなんと言っても、ここのご自慢の展示品は、これ!


冬季長野オリンピックのメダルです。もちろん本物~(^v^)
木曽漆器で作られています。
ちょうどロンドンのオリンピック開催中なので、「日本頑張れ!」ってお願いしてきました。
でも、わたしが一番気になった展示品は、こちら↓

漆器というとどうしてもお椀等の食器を思い浮かべますが、
かつて、ここで一番作られていたのが‘梳櫛(スキグシ)’や’笄(コウガイ)’だったそうです。


その昔、木曽の奈良井宿というと深い峠に挟まれた中山道の要所でもありました。
行きかう旅人も多かったと言います。そんな中、旅人のお土産として重宝していたのが、
この‘クシ’なのです。
江戸や都にて帰りを待つ妻や娘の為に、多くの旅人が’クシ’を求めたのでしょうね。
綺麗に絵付けされた小さな’クシ’の一つ一つにいろいろなロマンがあったんだろうなぁ~
って想像するだけでも楽しいですよね。

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